Wave Kentucky Whiskey 2020 デジタルファンド / ケーススタディ
Wave Kentucky Whiskey 2020 デジタルファンド / ケーススタディ
概要
ケンタッキーバーボンの生産が追い付かないほど、バーボンの需要が高く人気を集めている中で、Wave Financialはケンタッキーバーボン・トレイルの会員である大手クラフトウィスキー蒸留所と提携致しました。
当ファンドは、2020年ヴィンテージ・ケンタッキーバーボンの樽を25000個まで保有し、それらを戦略的にファンドの運用期間中売却し、6年間を通して20%の内部収益(IRR)を目的としています。
Symbolが選ばれた理由
Waveチームがデジタル証券の発行に不可欠であるプロトコル・パートナーを選ぶ際に重要視した事は、譲渡制限、ロックアップ期間、そしてプライバシーの3点です。Symbolのハイブリッド・ブロックチェーンは、プライベート、パブリックのブロックチェーン両方の長所を備え、デジタル証券の発行のためになくてはならない柔軟性を提供しているからです。
課題
このようなユニークな実物資産投資は歴史的にも高いリターンを挙げているものの、通常多額の先行投資と専門知識を要します。
また、ウィスキー投資には数年間の貯蔵期間を要する為、ロックアップ期間中はキャッシュフローが回りません。
アプローチ
資産担保 – ファンドが裏付け資産を保有し、よいタイミングを見計らって樽を現金化することによってキャッシュフローを生み出します。
アクセス – 投資家は面倒な事務作業や運用手続きをせずに、歴史的パフォーマンスの優れた資産クラスに投資ができます。
流動性 – 流通市場を形成するためにファンドをトークン化する事で、投資家は保有資産を市場で取引することが可能となります。
メリット
1.分割オーナーシップ – ウィスキーの樽に相当する株を分割して売買することができるため、樽全体を譲渡する必要がありません。
2.流動性 – トークン化する事により、デジタル証券取引所でトークンを何時でも売買する事が可能となります。
3.決済時間の短縮 – 伝統的なウィスキー資産の移管には納税記録と詳細な法的契約が必要ですが、トークン取引はほぼ瞬時に決済されます。
「不動産、ワイン、美術品など複数の実物資産を調査して詳細な分析を行った結果、プレミアム・ケンタッキーウィスキーの熟成プロセスにおける潜在的な価値上昇が、非常に魅力的であることがわかりました。
Waveファンドは、投資家に普段なかなか投資機会のないユニークな資産への投資を提供するだけでなく、Wave Financialは規制対象となるファンドマネジャーとして、投資家保護と投資適合性を非常に重要視しています。私たちは、NEMと共にこれを実現することを非常に楽しみにしています。」
ベンジャミン・ツァイ(Benjamin Tsai)
Wave Financial代表取締役、執行役員兼ポートフォリオマネジャー
Wave Financial は資産担保トークンのベストオブクラスTADS(Tokenized Assets & Digitization Securities) 賞を受賞しました。