NEM Japan インタビュー シリーズ #1:DJ Takamasa Owaki
NEM Japan インタビュー シリーズ #1:DJ Takamasa Owaki
NEM コミュニティーインタビュー シリーズ #1:DJ Takamasa Owaki
本日は、NEMHUB や nemlog で今注目のDJ Takamasa Owaki氏にインタビューさせていただきました。
DJ Takamasa Owaki 氏は15年間に渡りDeep/Soulful Houseのジャンルを中心にDJ活動を行っており、2020年6月に新レーベル“CactusExperience”を立ち上げ、DJ/楽曲プロデューサーとして本格的に活動を開始されました。2枚のアルバムリリースのプロモーションイベントとして、日本時間の8月8日(土)20時から無観客ストリーミング配信ミュージックイベントWa◉が開催されます。DJ Takamasa Owaki氏はそのイベントにおいて、フィンテックを用いた新提案として、NEM技術を活用したブロックチェーン&ミュージックのキャンペーンを実施します。その内容について詳しくお伺いしました。
NEM Japan:DJ Owakiさんはいつ頃からNEMを使用されていますか?
DJ Owaki:2017年の11月に初めて購入しました。2017年の6月に初めてビットコインを購入し、取引所がNEMの販売を始めたのをきっかけに興味を持ちました。当初はハーベスト機能に魅力を感じていましたが、文字情報の送受信機能の可能性については考えていませんでした。
NEM Japan:8月8日のミュージックイベントにブロックチェーンを使おうと思われた理由を教えてください。
DJ Owaki:楽曲を購入し、消費するのが最も多いのはDJと呼ばれる職種だと思いますが、DJはこっそりと誰にも知られずに楽曲を購入することを好みます。「あのDJがあのアーティストから楽曲を購入した」なんて知られたくないからです。DJは誰も持っていない楽曲(販売サイトで売られていない曲や、アーティスト本人しか持っていないバージョン)を好んで購入する傾向があります。
その為、アーティストからリスナーの個人情報を伏せたまま、安全に取引ができたらどんなに便利だろうと考えていました。
ある時、NEMが0XEMの送金時にも文字情報を送れる機能があることに気付き、これなら簡単に相互のプライバシーを守りながらダウンロードコードを送ることができると思いました。ダウンロードコードをそのまま送ってしまうと、第三者に知られてしまうという落とし穴があったのですが、ワンクリックで簡単に暗号化して送信できることをnemlogを通じて知り、安全に企画が進められるようになりました。
NEM Japan:QRコードを使った企画について詳細を教えてください。
DJ Owaki:もともとは、新しい楽曲をプレイするごとにその楽曲購入用のQRコードを画面に出そうと計画していたのですが、準備作業も当日の作業も大変で、これでは今後イベントを続けられないと思いました。なおかつ、予め「この曲をかけるよ」と準備しすぎると、DJパフォーマンスの一番の醍醐味である「ライブ感」が薄れてしまうというデメリットがありました。「DJとはその場の空気を読んで、その場で次の選曲を行う人」だからです。ライブ中に楽曲の情報を公開する私の公式サイトにQRコードで誘導して、ライブ直後に実際にプレイした楽曲の情報をそこに公開する方法を取ろうと現在計画中です。
「イベントに参加して良かった」と心から感じてもらえるように、またそのようなイベントが今後も無理なく継続できるように、準備を進めています。
NEM Japan:今回NEMブロックチェーンを選んだ理由を教えてください。
DJ Owaki:NEMブロックチェーンを選んだ理由は、まず第一に文字情報を暗号化して送受信できる機能があるからです。これは他のブロックチェーンにはないと思います。また、決済のスピードが非常に速く、送金手数料も安いので非常に使いやすいと感じました。これは実際に利用した上での感想ですが、他のブロックチェーンでの送金と比較して圧倒的に使いやすい(速い、安い、操作がシンプルで分かりやすい)です。
また、これ程までに実用的な機能が備わっているにも関わらず、その機能があまり認知されていないと思いました。
NEM Japan:そうなんですね。それでは音楽関係者の方々にNEMブロックチェーンを簡単に紹介するとしたら、どのように説明されますか?
DJ Owaki:「送金時に文字情報(デジタルコンテンツのダウンロードコード)を暗号化して載せることができ、速く(数分で)安く(1~5円程度)安全にデジタルコンテンツを送ることが可能なブロックチェーン」と説明します。
NEM Japan:一般的に音楽業界の方々はどのようにデジタルコンテンツをダウンロードしていますか?
DJ Owaki:楽曲のダウンロードに関しては、いくつかの販売サイトを通してクレジットカード決済というパターンが最も多いと思います。
NEM Japan:現状のデジタルコンテンツ販売の問題点を教えてください。
DJ Owaki:例えば、10分を超える長い楽曲は制約があって、販売サイトではなかなか流通していない点や、楽曲を販売サイトを通じて販売する場合、仲介業者(ディストリビューター)に手数料を支払う必要があり、販売しても現金として振り込まれるまで数ヶ月〜半年間待たなければならない点が挙げられます。
販売サイトを通さずにアーティストからリスナーに直接楽曲を販売する際、PayPalの仕組みは安全で使い勝手が良いのですが、支払いを受ける際は電話番号かEメールアドレスのいずれかを必ず相手に知らせる必要があり、そういったやりとりを国境を越えて行うと言語の壁が生じます。
また、映像を含む動画のコンテンツのダウンロードについては、音楽のみのコンテンツと比較して全くと言っていい程流通していないという問題もあります。
NEM Japan:そうなんですね。アーティストにとっては非常に便利なソリューションということですね。次に、NEM Hubについてご意見をお聞かせください。NEM Hubを使用してどのように感じましたか?
DJ Owaki:皆がコミュニティに積極的に参加して共に課題を解決し、より良い方向へ進めようとする仕組みが非常に良くできていると実際に使ってみて思いました。
NEM Japan:今後またNEMを使ってやりたいことがあれば教えてください。
DJ Owaki:先ずはこういった取り組みを通じて、「NEMを持っていて得をした」とたくさんの人に感じてもらいたいと思います。それはもちろん日本だけに留まらず、世界中のあらゆる人々にこの新しい便利な機能を紹介して、多くの方に使ってもらえるようにしたいと考えています。
NEM Japan:最後の質問になりますが、NEMコミュニティーに伝えたいことはありますか?
DJ Owaki:8月29日(土)の同じ時間と、9月にもストリーミングライブを計画していますので、今回参加できない方も是非次の機会に参加してもらえればと思います。また、今回この記事を読んで、次のミッションを達成してくださった方全員に、オリジナル動画のダウンロードコードをプレゼントします。
ミッション
「8月8日(土)20時 (日本時間)のイベントに参加して、イベントで表示されるQRコードをスキャンして1XEM以上を送金する」
NEM Japan:本日はお忙しい中お時間をお取りいただき、ありがとうございました!イベントを楽しみにしています。
DJ Owaki:ありがとうございました!8月8日(土)20時(日本時間)に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。イベント時間に下記の「イベント詳細」のリンクをクリックすれば、そこからイベントのYouTubeチャンネルに入ることができます。
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イベント詳細:http://hasuwark.jp/wals4/wals4.html
公式ページ:https://cactusexperience.storeinfo.jp
インスタグラム:http://instagram.com/takamasaowaki
Traxsource:https://www.traxsource.com/search?term=Takamasa+Owaki
iTunes Store:https://music.apple.com/jp/album/breath-emotion/1524569104